2026.08.16

「これ、捨てちゃうの?」から始まった、家族の片付け。

長女が帰省しているこの機会に、 家族みんなで家の片付けをしました。
子どもたちが小さかった頃とは、 家族の暮らし方もずいぶん変わりました。
長女は東京で暮らし、次女は自宅から仕事へ。
それなのに、部屋の使い方や置いてある物は、 昔のままになっているところもあります。
だったら今の暮らしに合わせて、家の中を一度見直そう。
そんなところから始まった、今回の片付けでした。
面白いのは、同じ家族でも「捨てる」の基準が全く違うこと。
次女は、どんどん手放せる人。
長女は、なかなか捨てられない人。
そして私はというと、完全に長女と同じタイプです。
二階から次々と運ばれてくる不用品を、 一階でひたすら分別しながら、
「えっ、これも捨てちゃうの?」
と思うこともしばしば。
中には、こっそり自分のスペースへ戻した物もあります。
次女に知られたら、
「だから、お母さんは片付かないんだよ。」
と言われそうです。
そんな私も、今回ひとつ手放そうと思った物がありました。
18年ほど前に使っていた、キタムラの財布です。
次女がまだ幼稚園だった頃、 とても気に入って使っていた財布がありました。
ところが、たいして使わないうちに、 車に置いてあったかばんごと盗まれてしまいました。
その時は、
「お金はいらないから、財布だけ返してほしい。」
そう思ったほど気に入っていました。
どうしても諦めきれず、 結局まったく同じ財布をもう一度買いました。
その財布もやがて古くなり、新しい財布に替えました。
それでも捨てられず、ずっと持っていました。
今回こそ、手放そう。
そう思っていたのですが、その財布を見た長女が、
「えっ、それ捨てちゃうの? それくらい取っておいてもいいんじゃない?」
と言うのです。
「そう? どうしようかなぁ。」
捨てられない者同士。
そんなことを言われると、また気持ちが揺らぎます。
そして長女に、こんな話をしました。
「何十年か先に、お母さんが死んで遺品整理をしている時に、 この財布を見つけたら、この話を思い出して笑ってね。」
結局、財布を手放すかどうかは、まだ決められていません。
でも、家族で片付ける良さって、 こんなところにもあるのかもしれません。
ただ物を「いる」「いらない」に分けるだけではなく、
「これ、覚えてる?」
「これはね……」
そんな、物にまつわる話をする時間が生まれます。
そして今回、もうひとつ改めて感じたことがあります。
物は「いらない」と決めただけでは、 家からなくならないということです。
化粧品はどう処分するのか。
紙類は、地域のリサイクル庫へ持っていく。
そして、意外と悩んだのがペンでした。
たとえば3色ペン。
黒はもう書けない。でも、赤や青はまだ書ける。
これは捨てる? まだ使う?
いざ捨てるとなっても、プラスチックと金属が使われています。
「ペンって、捨てづらいんだよね。」
そんな話を長女にしていました。
すると出先から、
「お母さん、ペンの回収ボックス見つけたよー。」
と連絡がありました。
それまで感じていた捨てづらさが、一気に楽になりました。
片付けは、「いる」「いらない」 を決めれば終わりではありません。
手放すと決めた物を、どう手放すのか。
全部まとめてゴミ袋に入れられたら、どんなに楽だろう。
分別しながら、何度そう思ったことか。
でも、自分たちが買い、使ってきた物です。
手放すところまで、きちんと付き合う。
そこまでが片付けなのだと思います。
今回、家族で家の中を見直していて思いました。
子どもが家を出ても、 その人の物だけは実家に残り続けることがあります。
「今は使わないから、実家に置いておこう。」
そうして置いた物が、5年、10年、 20年とそのままになってはいないでしょうか。
実家の片付けというと、つい親の物を思い浮かべます。
でも、そこにあるのは親の物だけとは限りません。
私たち子ども世代が残してきた物もあります。
親に、
「そろそろ片付けたら?」
と言う前に。
お盆や年末年始など、家族が集まる機会に、 まずは自分が実家に置いたままにしている物を見直してみる。
そして、できれば家族と一緒に。
物を減らすだけではなく、そこから思い出話が始まったり、 手放し方を一緒に考えたりすることもあります。
さて。
あの財布を本当に手放すのか。
長女のひと言で、私はまだ迷っています。
<こちらも読まれています>
「捨てる前に、聞いてみたいことがありました。」
https://mbp-japan.com/gunma/kuratoto/column/5229154/
「「夢みたい。」」
https://mbp-japan.com/gunma/kuratoto/column/5231881/
「帰省中にやるべきは”全部の片付け”ではありません」
https://mbp-japan.com/gunma/kuratoto/column/5222399/
子どもたちが小さかった頃とは、 家族の暮らし方もずいぶん変わりました。
長女は東京で暮らし、次女は自宅から仕事へ。
それなのに、部屋の使い方や置いてある物は、 昔のままになっているところもあります。
だったら今の暮らしに合わせて、家の中を一度見直そう。
そんなところから始まった、今回の片付けでした。
面白いのは、同じ家族でも「捨てる」の基準が全く違うこと。
次女は、どんどん手放せる人。
長女は、なかなか捨てられない人。
そして私はというと、完全に長女と同じタイプです。
二階から次々と運ばれてくる不用品を、 一階でひたすら分別しながら、
「えっ、これも捨てちゃうの?」
と思うこともしばしば。
中には、こっそり自分のスペースへ戻した物もあります。
次女に知られたら、
「だから、お母さんは片付かないんだよ。」
と言われそうです。
そんな私も、今回ひとつ手放そうと思った物がありました。
18年ほど前に使っていた、キタムラの財布です。
次女がまだ幼稚園だった頃、 とても気に入って使っていた財布がありました。
ところが、たいして使わないうちに、 車に置いてあったかばんごと盗まれてしまいました。
その時は、
「お金はいらないから、財布だけ返してほしい。」
そう思ったほど気に入っていました。
どうしても諦めきれず、 結局まったく同じ財布をもう一度買いました。
その財布もやがて古くなり、新しい財布に替えました。
それでも捨てられず、ずっと持っていました。
今回こそ、手放そう。
そう思っていたのですが、その財布を見た長女が、
「えっ、それ捨てちゃうの? それくらい取っておいてもいいんじゃない?」
と言うのです。
「そう? どうしようかなぁ。」
捨てられない者同士。
そんなことを言われると、また気持ちが揺らぎます。
そして長女に、こんな話をしました。
「何十年か先に、お母さんが死んで遺品整理をしている時に、 この財布を見つけたら、この話を思い出して笑ってね。」
結局、財布を手放すかどうかは、まだ決められていません。
でも、家族で片付ける良さって、 こんなところにもあるのかもしれません。
ただ物を「いる」「いらない」に分けるだけではなく、
「これ、覚えてる?」
「これはね……」
そんな、物にまつわる話をする時間が生まれます。
そして今回、もうひとつ改めて感じたことがあります。
物は「いらない」と決めただけでは、 家からなくならないということです。
化粧品はどう処分するのか。
紙類は、地域のリサイクル庫へ持っていく。
そして、意外と悩んだのがペンでした。
たとえば3色ペン。
黒はもう書けない。でも、赤や青はまだ書ける。
これは捨てる? まだ使う?
いざ捨てるとなっても、プラスチックと金属が使われています。
「ペンって、捨てづらいんだよね。」
そんな話を長女にしていました。
すると出先から、
「お母さん、ペンの回収ボックス見つけたよー。」
と連絡がありました。
それまで感じていた捨てづらさが、一気に楽になりました。
片付けは、「いる」「いらない」 を決めれば終わりではありません。
手放すと決めた物を、どう手放すのか。
全部まとめてゴミ袋に入れられたら、どんなに楽だろう。
分別しながら、何度そう思ったことか。
でも、自分たちが買い、使ってきた物です。
手放すところまで、きちんと付き合う。
そこまでが片付けなのだと思います。
今回、家族で家の中を見直していて思いました。
子どもが家を出ても、 その人の物だけは実家に残り続けることがあります。
「今は使わないから、実家に置いておこう。」
そうして置いた物が、5年、10年、 20年とそのままになってはいないでしょうか。
実家の片付けというと、つい親の物を思い浮かべます。
でも、そこにあるのは親の物だけとは限りません。
私たち子ども世代が残してきた物もあります。
親に、
「そろそろ片付けたら?」
と言う前に。
お盆や年末年始など、家族が集まる機会に、 まずは自分が実家に置いたままにしている物を見直してみる。
そして、できれば家族と一緒に。
物を減らすだけではなく、そこから思い出話が始まったり、 手放し方を一緒に考えたりすることもあります。
さて。
あの財布を本当に手放すのか。
長女のひと言で、私はまだ迷っています。
<こちらも読まれています>
「捨てる前に、聞いてみたいことがありました。」
https://mbp-japan.com/gunma/kuratoto/column/5229154/
「「夢みたい。」」
https://mbp-japan.com/gunma/kuratoto/column/5231881/
「帰省中にやるべきは”全部の片付け”ではありません」
https://mbp-japan.com/gunma/kuratoto/column/5222399/






