2026.10.04

「捨てる」のは嫌。でも「手放す」なら。

買取や無料引き取りで減らせる、実家片付けの負担
実家の片付けのお話をしていて、 買取という選択肢をお伝えすると、 よく返ってくる言葉があります。
「うちには売れるような高価な物はないよ」
確かに、テレビの鑑定番組のように、 家の中から思いがけないお宝が出てきて、何十万円、 何百万円になる。
そんなことは、そうそうありません。
買取業者さんに聞いても、 家にある物を売ったお金で片付け費用までまかなえるようなケース は稀だといいます。
でも、ときには私たちには価値がわからない物に、 思いがけない値段がつくこともあります。
以前、片付けの中で出てきた古いソフトビニール人形。
かなり傷んでいたので、 私にはとても高価な物には見えませんでした。
ところが、査定してもらったら6万円。
これには私もびっくりしました。
反対に、いかにも価値がありそうに見える掛け軸や、 額に入った絵、置き物などが、 思ったほど値段がつかないこともあります。
だから、見た目だけで価値を判断するのは難しいのです。
そして私は、もう一つ大切なことがあると思っています。
買取や無料引き取りは、「いくらで売れるか」だけの話ではない。
ということです。
「捨てるしかない」と思っていた洋服
たとえば、高齢の方の洋服。
そもそもリサイクルショップへ持って行くという選択肢にも入らず 、
「もう着ないなら、捨てるしかない」
と思っている方も少なくありません。
実は私も、以前はそう思っていました。
ところが、業者さんや品物の状態などによっては、無料で引き取っ てもらえる場合があることを知りました。
実際に、たくさんの洋服の処分に困っていたご家族に、 無料で引き取ってもらえる可能性があることをお伝えしたことで、 止まっていた実家の片付けが動き出したこともあります。
私がなかなか捨てられない「食器」
そして、私自身がずっと処分に困っていた物の一つが、食器です。
まだ使える。
割れてもいない。
それを不燃ゴミとして捨てることに、 私はどうしても抵抗がありました。
かといって、使用済みの食器は、 リサイクルショップでは引き取ってもらえないことも多い。
使わない。
でも、捨てたくない。
「無料でもいいから、誰かに使ってもらえる道はないかな」
ずっとそう思っていました。
これは、高齢の方の片付けでもよく感じることです。
「捨てる」のは嫌でも、「誰かが使ってくれるなら手放せる」。
物を大切にしてきた世代だからこそ、「まだ使える物を捨てる」 ことへの抵抗は、とても大きいものです。
だから私は、片付けの現場で「捨てる」 という言葉をできるだけ使わないようにしています。
「手放す」
「使ってくれる方に譲る」
言葉を変えるだけでも、気持ちが変わることがあります。
そんな食器も、業者さんや状態などによっては、 無料で引き取ってもらえる場合があります。
値段はつかなくても、誰かに使ってもらえる可能性がある。
それだけで、手放せる物があります。
私にとっても、それは「0円」ではありませんでした。
値段がつかなくても、減らせる負担がある
額に入った大きな絵や置き物なども同じです。
高い値段がつかなくても、無料で引き取ってもらえたら、 それだけで助かる物があります。
大きな額を処分できる状態にしたり、 自治体の分別方法を調べたり、 収集場所やクリーンセンターまで運んだり。
実家一軒を空にするときには、そうした作業が一つ、 また一つと積み重なっていきます。
だから、無料で引き取ってもらえることにも、 ちゃんと価値があります。
まだ使える物を捨てる、心の負担。
分別したり運んだりする、身体と作業の負担。
処分するためにかかる、お金の負担。
買取や無料引き取りを上手に使うことで、 この3つの負担を軽くできることがあります。
中でも私は、心の負担が軽くなることが、とても大きいと思ってい ます。
「ゴミにしてしまった」ではなく、
「次に使ってくれる人へ渡した」
そう思えるだけで、物との別れ方はずいぶん変わります。
自分だけで価値を決めない
もちろん、何でも買い取ってもらえるわけではありません。
何でも無料で引き取ってもらえるわけでもありません。
たとえば壊れたブランドバッグでも、修理ができる業者さんなら、 一般的な買取店では値段がつかなかった物に、 状態によっては値段をつけられる場合もあるそうです。
反対に、一見高そうに見える物でも、 ほとんど値段がつかないことがあります。
だからこそ、
自分だけで「売れる・売れない」「捨てる・残す」 を決めてしまわない。
一度、専門の人に聞いてみる。
それも実家の片付けを少し楽にする方法だと思っています。
「知らない業者を家に入れるのは怖い」
一方で、買取のお話をすると、
「知らない人を家に入れるのはちょっと……」
と不安に思う方もいらっしゃいます。
実際に、売るつもりのない物まで強引に買い取ろうとする、 いわゆる「押し買い」などの問題もあります。
そのため、 きちんと仕事をしている買取業者さんまで警戒されてしまい、 仕事がしづらいこともあるそうです。
では、誰に頼んだらいいのか。
どこなら安心なのか。
普段、買取業者さんと接する機会がなければ、 見極めるのは難しいと思います。
そこは、くらととにお任せください。
私は、片付けに関することを何でも一人で解決するのではなく、 必要に応じて信頼できる専門家につなぐことも、 自分の役割だと思っています。
高く売れたら、もちろん嬉しい。
でも、お金にならなくても、減らせる負担があります。
そして、
「捨てる」のは嫌でも、「手放す」ならできる。
その物を必要としてくれる人がいる。
またどこかで使ってもらえる。
そう思えたことで、手放せる物もあります。
実家の片付けは、全部をゴミにすることではありません。
「うちには売れるような物はないよ」
そう思っていても、捨ててしまう前に、 次の行き先がないか一度考えてみる。
物だけでなく、手放す人の気持ちも大切にしながら。
そんな片付けを、私はお手伝いしていきたいと思っています。
<こちらも読まれています>
『趣味の作品、全部どうする?』
https://mbp-japan.com/gunma/kuratoto/column/5237344/
『実家の片付け、どこから始める?』
https://mbp-japan.com/gunma/kuratoto/column/5237137/
『捨てる前に、聞いてみたいことがありました。』
https://mbp-japan.com/gunma/kuratoto/column/5229154/
実家の片付けのお話をしていて、 買取という選択肢をお伝えすると、 よく返ってくる言葉があります。
「うちには売れるような高価な物はないよ」
確かに、テレビの鑑定番組のように、 家の中から思いがけないお宝が出てきて、何十万円、 何百万円になる。
そんなことは、そうそうありません。
買取業者さんに聞いても、 家にある物を売ったお金で片付け費用までまかなえるようなケース は稀だといいます。
でも、ときには私たちには価値がわからない物に、 思いがけない値段がつくこともあります。
以前、片付けの中で出てきた古いソフトビニール人形。
かなり傷んでいたので、 私にはとても高価な物には見えませんでした。
ところが、査定してもらったら6万円。
これには私もびっくりしました。
反対に、いかにも価値がありそうに見える掛け軸や、 額に入った絵、置き物などが、 思ったほど値段がつかないこともあります。
だから、見た目だけで価値を判断するのは難しいのです。
そして私は、もう一つ大切なことがあると思っています。
買取や無料引き取りは、「いくらで売れるか」だけの話ではない。
ということです。
「捨てるしかない」と思っていた洋服
たとえば、高齢の方の洋服。
そもそもリサイクルショップへ持って行くという選択肢にも入らず 、
「もう着ないなら、捨てるしかない」
と思っている方も少なくありません。
実は私も、以前はそう思っていました。
ところが、業者さんや品物の状態などによっては、無料で引き取っ てもらえる場合があることを知りました。
実際に、たくさんの洋服の処分に困っていたご家族に、 無料で引き取ってもらえる可能性があることをお伝えしたことで、 止まっていた実家の片付けが動き出したこともあります。
私がなかなか捨てられない「食器」
そして、私自身がずっと処分に困っていた物の一つが、食器です。
まだ使える。
割れてもいない。
それを不燃ゴミとして捨てることに、 私はどうしても抵抗がありました。
かといって、使用済みの食器は、 リサイクルショップでは引き取ってもらえないことも多い。
使わない。
でも、捨てたくない。
「無料でもいいから、誰かに使ってもらえる道はないかな」
ずっとそう思っていました。
これは、高齢の方の片付けでもよく感じることです。
「捨てる」のは嫌でも、「誰かが使ってくれるなら手放せる」。
物を大切にしてきた世代だからこそ、「まだ使える物を捨てる」 ことへの抵抗は、とても大きいものです。
だから私は、片付けの現場で「捨てる」 という言葉をできるだけ使わないようにしています。
「手放す」
「使ってくれる方に譲る」
言葉を変えるだけでも、気持ちが変わることがあります。
そんな食器も、業者さんや状態などによっては、 無料で引き取ってもらえる場合があります。
値段はつかなくても、誰かに使ってもらえる可能性がある。
それだけで、手放せる物があります。
私にとっても、それは「0円」ではありませんでした。
値段がつかなくても、減らせる負担がある
額に入った大きな絵や置き物なども同じです。
高い値段がつかなくても、無料で引き取ってもらえたら、 それだけで助かる物があります。
大きな額を処分できる状態にしたり、 自治体の分別方法を調べたり、 収集場所やクリーンセンターまで運んだり。
実家一軒を空にするときには、そうした作業が一つ、 また一つと積み重なっていきます。
だから、無料で引き取ってもらえることにも、 ちゃんと価値があります。
まだ使える物を捨てる、心の負担。
分別したり運んだりする、身体と作業の負担。
処分するためにかかる、お金の負担。
買取や無料引き取りを上手に使うことで、 この3つの負担を軽くできることがあります。
中でも私は、心の負担が軽くなることが、とても大きいと思ってい ます。
「ゴミにしてしまった」ではなく、
「次に使ってくれる人へ渡した」
そう思えるだけで、物との別れ方はずいぶん変わります。
自分だけで価値を決めない
もちろん、何でも買い取ってもらえるわけではありません。
何でも無料で引き取ってもらえるわけでもありません。
たとえば壊れたブランドバッグでも、修理ができる業者さんなら、 一般的な買取店では値段がつかなかった物に、 状態によっては値段をつけられる場合もあるそうです。
反対に、一見高そうに見える物でも、 ほとんど値段がつかないことがあります。
だからこそ、
自分だけで「売れる・売れない」「捨てる・残す」 を決めてしまわない。
一度、専門の人に聞いてみる。
それも実家の片付けを少し楽にする方法だと思っています。
「知らない業者を家に入れるのは怖い」
一方で、買取のお話をすると、
「知らない人を家に入れるのはちょっと……」
と不安に思う方もいらっしゃいます。
実際に、売るつもりのない物まで強引に買い取ろうとする、 いわゆる「押し買い」などの問題もあります。
そのため、 きちんと仕事をしている買取業者さんまで警戒されてしまい、 仕事がしづらいこともあるそうです。
では、誰に頼んだらいいのか。
どこなら安心なのか。
普段、買取業者さんと接する機会がなければ、 見極めるのは難しいと思います。
そこは、くらととにお任せください。
私は、片付けに関することを何でも一人で解決するのではなく、 必要に応じて信頼できる専門家につなぐことも、 自分の役割だと思っています。
高く売れたら、もちろん嬉しい。
でも、お金にならなくても、減らせる負担があります。
そして、
「捨てる」のは嫌でも、「手放す」ならできる。
その物を必要としてくれる人がいる。
またどこかで使ってもらえる。
そう思えたことで、手放せる物もあります。
実家の片付けは、全部をゴミにすることではありません。
「うちには売れるような物はないよ」
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