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2026.11.05

廊下の真ん中のゴミより、気になる場所

スーパーやコンビニ、飲食店などに行くと、つい見てしまう場所があります。

洗面台の蛇口の根元や排水口。そして、お部屋の隅っこ。

別に汚れを探しているわけではないのですが、長年お掃除の仕事をしているせいか、自然と目が向いてしまいます。

汚れていると、思わず「500円で掃除してあげるのに!」なんて、心の中でつぶやくこともあります(笑)。

私が普段、お掃除の仕事で心がけていることがあります。

それは、目立たない場所、見落とされやすい場所にこそ目を向けること。

例えば、廊下の真ん中にゴミが一つ落ちていたとします。

でも、それだけで「掃除が行き届いていない」とは思いません。

掃除をした直後に、誰かが落としたのかもしれませんから。

一方で、部屋の隅や家具の下にたまったホコリは、そうではありません。

日頃のお掃除で、どこまで目を配っているかが表れる場所だと思っています。

定期的にお掃除に伺っているクリニックでも、そんな場所を意識しています。

車椅子やサーキュレーター、消火器などを動かして、その下や裏側まで掃除する。

パンフレットなどを置くカード立ての中も確認します。

患者さんが使う場所は、スタッフの皆さんも日々お掃除されています。

だからこそ、忙しいスタッフの方々がなかなか手をかけられない場所を、私がきれいにしたいと思っています。

これは、クリニックに限ったことではありません。

お店でも、映画館でも、同じです。

以前、知り合いの映画館の支配人から「掃除について、プロの視点でアドバイスしてほしい」と頼まれたことがありました。

そのときにお伝えしたのが、「隅っここそ、きれいにしておくといいですよ」ということ。

隅っこがきれいだと、私は「ここは掃除が行き届いているな」と感じるからです。

もちろん、目立つ場所を掃除しなくていいわけではありません。

目立つ場所は誰もが気づきやすい。だからこそ、見落としやすい場所にも目を向けたい。

そして、もう一つ思うことがあります。

汚れは、たまってしまうと落とすのが大変です。

でも、蛇口の根元をひと拭きする。排水口の周りをちょっと確認する。物を動かしたついでに、その下も拭く。

普段から少しだけ気をつけていれば、きれいな状態を保ちやすくなります。

とはいえ、忙しい毎日の中では、その「ちょっと」がなかなか難しいんですよね。

だからこそ、私はお掃除に伺ったとき、普段は手が回らないところに目を向けたいと思っています。

特別なことをしているつもりは
ありません。

ただ、自分がお客様の立場だったら、どこが気になるだろう。

そんなことを考えながら、今日も隅っこをのぞいています。


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